突然異世界に迷い込んだ高校生、御影黒斗。強力無比なチート能力“隠密者”により上級魔人の襲撃から町を救った彼は、いつしか「深淵」の異名で呼ばれるようになっていた。さらなる装備強化を目指すクロトは、素材入手の旅に出る。目指すは、多数の冒険者を呑み込み、その魂を縛る『死者の迷宮』。彼はそこで、無謀にも迷宮に挑もうとする駆け出し冒険者の少女と出会う。迷宮で死んだ父の汚名を雪がんと悲壮な決意を見せる彼女を危うく思い、素材集めついでに同行者として名乗りを上げるクロト。しかし、迷宮には侵入者を生かしては帰さない恐るべき罠が仕掛けられていたのだった。

リュース(リュース)
静岡県出身。数年の読み専歴を経て、２０１７年よりウェブ上で「異世界隠密冒険記」の連載を開始。２０１８年に同作で出版デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）