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出版社名:講談社
出版年月:2025年11月
ISBN:978-4-06-541396-8
266P 16cm
裸々虫記/講談社文芸文庫 ふA17
古井由吉/〔著〕
組合員価格 税込 2,178
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:日本は高度経済成長も終わっていたが、反面で国際的な責務を果たせと要求されるようになり始めた時期、奇妙な事件や出来事がメディアで賑やかに報じられていた。ふと目に留まったものを手がかりにして、古井由吉の思考と文章はうねるように展開する。純文学の代表的な作家と目され、代表作となった長篇小説『槿』により谷崎潤一郎賞を受賞して間もない古井由吉が小説雑誌で連載を始めたものが、単純な時事エッセイに納まるはずはなかった。日常の底に埋もれている人間の「業」を言葉によって鋭くえぐりつづけるものとなった。なお、「裸虫」とは人間のこと。「裸」を重ねて「裸々」とし、「ララ」と訓むことですこしでも人間の営みを楽…(続く
内容紹介:日本は高度経済成長も終わっていたが、反面で国際的な責務を果たせと要求されるようになり始めた時期、奇妙な事件や出来事がメディアで賑やかに報じられていた。ふと目に留まったものを手がかりにして、古井由吉の思考と文章はうねるように展開する。純文学の代表的な作家と目され、代表作となった長篇小説『槿』により谷崎潤一郎賞を受賞して間もない古井由吉が小説雑誌で連載を始めたものが、単純な時事エッセイに納まるはずはなかった。日常の底に埋もれている人間の「業」を言葉によって鋭くえぐりつづけるものとなった。なお、「裸虫」とは人間のこと。「裸」を重ねて「裸々」とし、「ララ」と訓むことですこしでも人間の営みを楽しく書いていこうという試みだった。

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