内容紹介：恐るべき思想家バタイユが全ての思想を転覆させて思考の極限に挑んだ２０世紀最大の問題作を５０年ぶりに新訳。第一人者による鋭利な訳文と１５０頁の注によって絶後の名著が暗黒の２１世紀に降臨する。
暗い時代にこそ燦然と輝く思想家バタイユの最高作にして思想史上屈指の名著を、半世紀を経て新訳。非‐知と未知なるもののための「内的体験」が、思想史の臨界をつきぬけ、それを転覆する。戦慄と恍惚とともに人間の「外」を覚醒させる絶後の挑戦が、鮮烈な訳文と精緻にして膨大な注とともに甦る。
もくじ情報：１　内的体験（内的体験へ導く序論の粗描；刑苦；刑苦の前歴（あるいは喜劇）；刑苦への追伸（あるいは新たなる神秘神学）；両手一杯の百合を与えたまえ）；２　瞑想の方法（異議提起；決定的態勢；裸性）；３　追伸　一九五三年

バタイユ，ジョルジュ(バタイユ，ジョルジュ)
１８９７‐１９６２。思想家・作家・批評家。二十世紀における最も重要な思想家