内容紹介：女性二人を殺したとして逮捕された小野宮楠生。逮捕後「誰を殺そうと俺の自由だろ」と開き直る供述をし、身柄送検時には報道陣にピースサインをして大騒動となった。「小野宮楠生を救う会」から依頼され弁護を引き受けることになった宮原貴子は、小野宮と接しているうちに独特の違和感を覚える。違和感の根源は何か――。総毛立つラストが待つ傑作が待望の文庫化！
女性二人を殺したとして逮捕された小野宮楠生。逮捕後「誰を殺そうと俺の自由だろ」と開き直った供述をし、身柄送検時には報道陣にピースサインし、大騒動となった。「小野宮楠生を救う会」から依頼され弁護を引き受けることになった宮原貴子は、小野宮と接しているうちに独特の違和感を覚える。違和感の根源は何か―。総毛立つラストが待つ傑作が待望の文庫化！

まさき　としか(マサキ　トシカ)
１９６５年東京都生まれ。北海道札幌市育ち。１９９４年『パーティしようよ』が第２８回北海道新聞文学賞佳作に選ばれる。２００７年「散る咲く巡る」で第４１回北海道新聞文学賞（創作・評論部門）を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）