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出版社名:小学館
出版年月:2023年4月
ISBN:978-4-09-227290-3
191P 18cm
「バイアス社会」を生き延びる/小学館YouthBooks
中野信子/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:あなたは誰のメガネで世界を見ているのか  ネットニュースでは「日本は世界に愛され尊敬され続ける最高の国」という気分のいい記事から、「少子高齢化が進み、競争力低下が止まらない日本はもう終わり」という、読めば不安が押し寄せるものまでさまざまだ。円安が進めば「円安が日本を滅ぼす」という絶望的な記事が並ぶ一方で、「円安はチャンスになる」という記事もまれに登場する。一体どれが本当なのか。あるいは、どれも本当ではないのか。情報を処理するとき、人間の脳は論理的に正しいものより、わかりやすいものや都合のいいものを選んでしまう傾向がある。その結果、特定の人物や物事に対する偏見や間違った思い込み、ときに…(続く
内容紹介:あなたは誰のメガネで世界を見ているのか  ネットニュースでは「日本は世界に愛され尊敬され続ける最高の国」という気分のいい記事から、「少子高齢化が進み、競争力低下が止まらない日本はもう終わり」という、読めば不安が押し寄せるものまでさまざまだ。円安が進めば「円安が日本を滅ぼす」という絶望的な記事が並ぶ一方で、「円安はチャンスになる」という記事もまれに登場する。一体どれが本当なのか。あるいは、どれも本当ではないのか。情報を処理するとき、人間の脳は論理的に正しいものより、わかりやすいものや都合のいいものを選んでしまう傾向がある。その結果、特定の人物や物事に対する偏見や間違った思い込み、ときには差別的な感情を強くしてしまうことがある。そんな思考の偏りや思い込み=「バイアス」は世界に溢れていて、自分の脳で思考する限り、誰もが「自分バイアス」から逃れることができない。つまり、誰の意見であっても、どこからの情報であっても、何らかのバイアスがかかっていることを知った上で、物事と向き合うことが重要なのだ。誰かのメガネをかけさせられたまま、つまり、誰かの思考バイアスに覆われたまま不自由な人生を送ることを避けて穏やかに生き延びる戦略を、脳科学の知見から語る。
誰のメガネで世界を見ているのか。「日本はすごい」のか「日本は終わり」なのか。「円安は悪」か「円安はチャンス」なのか。情報には誰かの思考の偏りや思い込み=バイアスがかけられている可能性が高い。そもそも真実を見分ける機能がない人間の脳の限界と、自分や周りの人々を覆うバイアスの存在に気づいて生き延びる術を脳科学の見地から語る!
もくじ情報:第1章 「普通」は誰の普通?(ズレているのは自分か周りか、それとも両方ともズレているのか;時代ごと集団ごとに変わるスタンダード ほか);第2章 バイアスとは何か(私たちにはなぜバイアスがあるのか;同じような人が3人いれば真実? ほか);第3章 感情とバイアス(「信じる」ことと「疑う」こと;疑うことと迷うことは知能が健全な証拠 ほか);第4章 自分を包む見えない卵(バイアスは「使い方」次第;見えない卵の中にいる? ほか);第5章 「世間」とどう付き合うか(ポテサラおじさんのバイアスは外せるか;論破以外の方法で相手をかわす;親の言葉に矛盾を感じたら;世界は公正とは限らない;基本戦略は「逃げるが勝ち」 ほか)
著者プロフィール
中野 信子(ナカノ ノブコ)
脳科学者・医学博士・認知科学者。1975年東京生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
中野 信子(ナカノ ノブコ)
脳科学者・医学博士・認知科学者。1975年東京生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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