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出版社名:日本教育研究センター
出版年月:2023年10月
ISBN:978-4-89026-226-7
99P 21cm
注意散漫と注意集中の人間学
中井孝章/著
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内容紹介・もくじなど
私たち人間の脳は、原始時代の厳しい環境を生き延びるために、注意分散を初期状態(デフォルト)としてきた。つまり、私たちは、マインドワンダリング(アイドリング)を常態としてきたのだ。そのため、私たちが仕事・勉強・練習など、注意を要する活動に意識を向け続けることは、困難なのである。とはいえ、私たちは、過去のできごと、未来のシナリオ、自己の内面への埋没等々、頭の中で渦巻く数多の妄念やチャッターに囚われ、肝心のタスクから注意を逸らしながらも、平然と外の活動に取り組むことができる。たとえスマホ・ソーシャルネットワークの影響で私たちの注意散漫状態がより一層進行していても、である。本書の目的は、デフォルトモー…(続く
私たち人間の脳は、原始時代の厳しい環境を生き延びるために、注意分散を初期状態(デフォルト)としてきた。つまり、私たちは、マインドワンダリング(アイドリング)を常態としてきたのだ。そのため、私たちが仕事・勉強・練習など、注意を要する活動に意識を向け続けることは、困難なのである。とはいえ、私たちは、過去のできごと、未来のシナリオ、自己の内面への埋没等々、頭の中で渦巻く数多の妄念やチャッターに囚われ、肝心のタスクから注意を逸らしながらも、平然と外の活動に取り組むことができる。たとえスマホ・ソーシャルネットワークの影響で私たちの注意散漫状態がより一層進行していても、である。本書の目的は、デフォルトモードネットワークとワーキングメモリのあいだで繰り広げられている、注意散漫と注意集中の鬩ぎ合いを,等身大の私に立脚して理論的に論述することにある。
もくじ情報:序論;1 脳の初期状態とは何か;2 「脳のデフォルト」モードネットワークとワーキングメモリ;3 注意関連システムとしてのワーキングメモリ―音韻ループと視空間スケッチパッド;4 デフォルトモードネットワークの圏域―メタ認知・俯瞰と解離;5 長期的利益行動と楽しさという報酬―注意・集中の至高としてのフロー体験;結語
著者プロフィール
中井 孝章(ナカイ タカアキ)
1958年大阪府生まれ。現在、大阪公立大学生活科学研究科教授。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
中井 孝章(ナカイ タカアキ)
1958年大阪府生まれ。現在、大阪公立大学生活科学研究科教授。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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