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講談社メチエ
出版社名:講談社
出版年月:2024年5月
ISBN:978-4-06-532809-5
986P 19cm
理性の呼び声 ウィトゲンシュタイン、懐疑論、道徳、悲劇/講談社選書メチエ le livre
スタンリー・カヴェル/著 荒畑靖宏/訳
組合員価格 税込
5,940
円
(通常価格 税込 6,600円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:知ることを求め、懐疑へと沈む人間。本書はその真実を掴まえた。--古田徹也(東京大学准教授)世界も、他人の心も、決して本当に知ることはできない。もし、心からそう考える人がいたら、不安に押しつぶされてしまうだろう。人間の実存に関わるこうした考えを初めて哲学的に追究したのはデカルトである。それ以来、この哲学的懐疑論は近代哲学のかたちを決定づけてきた。だとすれば、哲学自体はこの懐疑論を克服できないのだろうか?ウィトゲンシュタインやオースティンの日常言語哲学から、ソローやシェイクスピアなどの文学、また映画、音楽をも横断し、これ以上なく透徹した論理と文体が、哲学の限界を切り開く。言語哲学、認識論…(
続く
)
内容紹介:知ることを求め、懐疑へと沈む人間。本書はその真実を掴まえた。--古田徹也(東京大学准教授)世界も、他人の心も、決して本当に知ることはできない。もし、心からそう考える人がいたら、不安に押しつぶされてしまうだろう。人間の実存に関わるこうした考えを初めて哲学的に追究したのはデカルトである。それ以来、この哲学的懐疑論は近代哲学のかたちを決定づけてきた。だとすれば、哲学自体はこの懐疑論を克服できないのだろうか?ウィトゲンシュタインやオースティンの日常言語哲学から、ソローやシェイクスピアなどの文学、また映画、音楽をも横断し、これ以上なく透徹した論理と文体が、哲学の限界を切り開く。言語哲学、認識論、道徳理論を揺さぶり、大陸哲学と分析哲学を調和させ、哲学に人々の日常の「声」を呼びもどすとき、そこに立ち現れるものは何か。アメリカ哲学の巨人が遺した、哲学史に残る傑作![本書の内容]ペーパーバック版への序序文第1部 ウィトゲンシュタインと人間的知識の概念第1章 規準と判断第2章 規準と懐疑論第3章 オースティンと実例第4章 物の何たるか(何と呼ばれるか)第5章 自然と慣習第2部 懐疑論と世界の存在第6章 伝統的認識論の探究(プロローグ)第7章 ウィトゲンシュタインの言語観についての補説第8章 伝統的認識論の探究・結び第3部 知識と道徳性の概念第9章 知識と道徳性の基礎第10章 道徳性の不在第11章 規則と理由第12章 道徳の自律性第4部 懐疑論と他者の問題第13章 承認と忌避のあいだ訳注 訳者解題 『哲学探究』出典索引人名〔著作名〕索引
世界も、他人の心も、決して本当に知ることはできない。もし、心からそう考える人がいたら、不安に押しつぶされてしまうだろう。人間の実存に関わるこうした考えを初めて哲学的に追究したのはデカルトである。それ以来、この哲学的懐疑論は近代哲学のかたちを決定づけてきた。だとすれば、哲学自体はこの懐疑論を克服できないのだろうか?ウィトゲンシュタインやオースティンの日常言語哲学から、ソローやシェイクスピアなどの文学、また映画、音楽をも横断し、これ以上なく透徹した論理と文体が、哲学の限界を切り開く。言語哲学、認識論、道徳理論を揺さぶり、大陸哲学と分析哲学を調和させ、哲学に人々の日常の「声」を呼びもどすとき、そこに立ち現れるものは何か。アメリカ哲学の巨人が遺した、哲学史に残る傑作!
もくじ情報:第1部 ウィトゲンシュタインと人間的知識の概念(規準と判断;規準と懐疑論;オースティンと実例;物の何たるか(何と呼ばれるか);自然と慣習);第2部 懐疑論と世界の存在(伝統的認識論の探究(プロローグ);ウィトゲンシュタインの言語観についての補説;伝統的認識論の探究・結び);第3部 知識と道徳性の概念(知識と道徳性の基礎;道徳性の不在;規則と理由;道徳の自律性);第4部 懐疑論と他者の問題(承認と忌避のあいだ)
著者プロフィール
カヴェル,スタンリー(カヴェル,スタンリー)
1926‐2018年。アメリカ、ジョージア州生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業(音楽専攻)。ハーバード大学大学院博士号取得(哲学専攻)。ハーバード大学名誉教授。アメリカ哲学の巨人。哲学、文学、美学、政治学、音楽、オペラ、映画など、多岐にわたる著作は、各国で翻訳されている
カヴェル,スタンリー(カヴェル,スタンリー)
1926‐2018年。アメリカ、ジョージア州生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業(音楽専攻)。ハーバード大学大学院博士号取得(哲学専攻)。ハーバード大学名誉教授。アメリカ哲学の巨人。哲学、文学、美学、政治学、音楽、オペラ、映画など、多岐にわたる著作は、各国で翻訳されている
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世界も、他人の心も、決して本当に知ることはできない。もし、心からそう考える人がいたら、不安に押しつぶされてしまうだろう。人間の実存に関わるこうした考えを初めて哲学的に追究したのはデカルトである。それ以来、この哲学的懐疑論は近代哲学のかたちを決定づけてきた。だとすれば、哲学自体はこの懐疑論を克服できないのだろうか?ウィトゲンシュタインやオースティンの日常言語哲学から、ソローやシェイクスピアなどの文学、また映画、音楽をも横断し、これ以上なく透徹した論理と文体が、哲学の限界を切り開く。言語哲学、認識論、道徳理論を揺さぶり、大陸哲学と分析哲学を調和させ、哲学に人々の日常の「声」を呼びもどすとき、そこに立ち現れるものは何か。アメリカ哲学の巨人が遺した、哲学史に残る傑作!
もくじ情報:第1部 ウィトゲンシュタインと人間的知識の概念(規準と判断;規準と懐疑論;オースティンと実例;物の何たるか(何と呼ばれるか);自然と慣習);第2部 懐疑論と世界の存在(伝統的認識論の探究(プロローグ);ウィトゲンシュタインの言語観についての補説;伝統的認識論の探究・結び);第3部 知識と道徳性の概念(知識と道徳性の基礎;道徳性の不在;規則と理由;道徳の自律性);第4部 懐疑論と他者の問題(承認と忌避のあいだ)