内容紹介：シズキは魔法が使えるようになったナギと変わらない学校生活を送る。魔法使いとしての悩み、学生としての悩みを両方抱えながら、学園祭の準備は進んでいく。学校中がお祭り気分で、浮足立つ中、学生に魔法を与える「魔法売り」という存在が現れる。魔法のバランスを維持するため、シズキたちは犯人探しを始めるが－－。
魔法使いという特別な立場の僕たち。しかし、それ以前に学生である。目前に迫る学園祭。なぜか、僕とナギさんは実行委員会として働くことになるが、爆破予告に委員長への告白の協力、炎上騒動や、軽音楽部のトラブル…とてんやわんやな状態だった。どこか浮ついた、それだけでない、異様な学生たちの熱狂には危うさが付きまとい―。そんな中、ミコさんから学校に潜む「魔法売り」を探し出してほしいという仕事の依頼を受ける。それは特別な魔法を無秩序にばらまいているという。…魔法はなくなるべきだというのに。学生たちの熱と魔法が複雑に絡み合う、現代を生きる魔法使いたちのジュブナイルファンタジー第２弾！ＭＦ文庫Ｊ第２０回新人賞最優秀賞受賞作第２巻。