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出版社名:筑摩書房
出版年月:2016年2月
ISBN:978-4-480-09720-0
252P 15cm
「やさしさ」と日本人 日本精神史入門/ちくま学芸文庫 タ45-1
竹内整一/著
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「やさしい」という言葉は何を意味するのか。万葉の時代から現代まで語義の変遷を丁寧にたどり、日本人の倫理の根底をあぶりだした名著。解説 田中久文
「やさしい」という言葉は何を意味するのか。万葉の時代から現代まで語義の変遷を丁寧にたどり、日本人の倫理の根底をあぶりだした名著。解説 田中久文
内容紹介・もくじなど
「やさしさ」は日常ではごくあたりまえに求められる倫理感情である。高度成長期の終わり以降、この言葉はさまざまな場面でインフレ気味に使われ、中身も変質し空疎化してきた。「やさしさ」は、もはや論じるに値しないのか。そうではないだろう、と著者は言う。そこにある確かな語感に倫理を賦活する可能性を看取している。万葉の時代から現代までどのようにこの言葉が捉えられてきたか、その歴史の厚みを丁寧に解きほぐし、日本人の心の基層を明らかにした名著。
もくじ情報:第1章 「やさしさ」の現在(「やさしさ」の現状分析;傷つくことと「やさしさ」;ゼロ年代以降の「やさしさ」;太宰治の「やさしさ」);第2章 「やさし」の精神史…(続く
「やさしさ」は日常ではごくあたりまえに求められる倫理感情である。高度成長期の終わり以降、この言葉はさまざまな場面でインフレ気味に使われ、中身も変質し空疎化してきた。「やさしさ」は、もはや論じるに値しないのか。そうではないだろう、と著者は言う。そこにある確かな語感に倫理を賦活する可能性を看取している。万葉の時代から現代までどのようにこの言葉が捉えられてきたか、その歴史の厚みを丁寧に解きほぐし、日本人の心の基層を明らかにした名著。
もくじ情報:第1章 「やさしさ」の現在(「やさしさ」の現状分析;傷つくことと「やさしさ」;ゼロ年代以降の「やさしさ」;太宰治の「やさしさ」);第2章 「やさし」の精神史(羞恥としての「やさし」;美的理念としての「やさし」;当座の倫理としての「やさし」;情け深さとしての「やさし」);第3章 「やさしさ」の倫理学(「やさしさ」の自他認識;共感としての「やさしさ」;原質としての「やさしさ」;無常と「やさしさ」)
著者プロフィール
竹内 整一(タケウチ セイイチ)
1946年長野県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。現在、鎌倉女子大学教授、東京大学名誉教授。専門は倫理学、日本思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
竹内 整一(タケウチ セイイチ)
1946年長野県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。現在、鎌倉女子大学教授、東京大学名誉教授。専門は倫理学、日本思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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