内容紹介：近代日本において、アメリカへの留学生数は全体の大半を占めている。彼らは何を目的として太平洋を渡り、何を学んだのか。そして、日本の近代化にどのような役割を果たしたのか。当時の資料を駆使し、慶應義塾を中心とした私学の留学生たちの個々の事績を明らかにする。
明治期、彼らはアメリカで何を学び、日本の近代化に何をもたらしたのか―当時の資料を駆使し、個々の事績を明らかにする。
もくじ情報：序章　本書の射程と概要；第１部　慶應義塾のアメリカ留学生（旧中津藩主・奥平昌邁とＢＰＩ；兵庫県師範学校長・津田純一とミシガン大学；慶應義塾社頭・福沢一太郎とコーネル大学；時事新報社長・福沢捨次郎とＭＩＴ；慶應義塾社頭・福沢八十吉とハーバード大学）；第２部　明治期のイエール大学留学生（慶應義塾とイエール大学―世紀転換期における法学・社会学・哲学の継受；同志社とイエール大学―一九〇一年前後の留学をめぐって；東京専門学校とイエール大学―朝河貫一を中心に）；補論　海軍士官のアメリカ留学―ハーバード、プリンストン、イエール

小川原　正道(オガワラ　マサミチ)
慶應義塾大学法学部教授。東京大学大学院法学政治学研究科客員研究員。専門は日本政治思想史。１９７６年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士（法学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）