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出版社名:小学館
出版年月:2010年10月
ISBN:978-4-09-408556-3
315P 16cm
海炭市叙景/小学館文庫 さ9-1
佐藤泰志/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:北の町に暮らす人々を描く悲運の作家の遺作「海炭市叙景」は、90年に自死を遂げた作家、佐藤泰志(1949-90)の遺作となった短編連作です。海に囲まれた北の町、「海炭市」(佐藤の故郷である函館市がモデルです)に暮らすさまざまな人々の日常を淡々と描き、落ち着いた筆致の底から、「普通の人々」の悲しみと喜び、絶望と希望があざやかに浮かび上がってきます。この作品が執筆された当時はいわゆる「バブル」時代でしたが、地方都市の経済的逼迫はすでに始まっていました。20年の歳月を経て、佐藤泰志が描いたこの作品内の状況は、よりリアルに私たちに迫ってくると言えます。 函館市民たちが主導した映画(熊切和嘉監督…(続く
内容紹介:北の町に暮らす人々を描く悲運の作家の遺作「海炭市叙景」は、90年に自死を遂げた作家、佐藤泰志(1949-90)の遺作となった短編連作です。海に囲まれた北の町、「海炭市」(佐藤の故郷である函館市がモデルです)に暮らすさまざまな人々の日常を淡々と描き、落ち着いた筆致の底から、「普通の人々」の悲しみと喜び、絶望と希望があざやかに浮かび上がってきます。この作品が執筆された当時はいわゆる「バブル」時代でしたが、地方都市の経済的逼迫はすでに始まっていました。20年の歳月を経て、佐藤泰志が描いたこの作品内の状況は、よりリアルに私たちに迫ってくると言えます。 函館市民たちが主導した映画(熊切和嘉監督・加瀬亮、谷村美月、小林薫、南果歩などが出演)の公開は2010年12月の予定。映画化をきっかけに、心ある読者に愛されてきた幻の名作が、ついに文庫となって登場します。
海に囲まれた地方都市「海炭市」に生きる「普通のひとびと」たちが織りなす十八の人生。炭鉱を解雇された青年とその妹、首都から故郷に戻った若夫婦、家庭に問題を抱えるガス店の若社長、あと二年で停年を迎える路面電車運転手、職業訓練校に通う中年男、競馬にいれこむサラリーマン、妻との不和に悩むプラネタリウム職員、海炭市の別荘に滞在する青年…。季節は冬、春、夏。北国の雪、風、淡い光、海の匂いと共に淡々と綴られる、ひとびとの悩み、苦しみ、悲しみ、喜び、絶望そして希望。才能を高く評価されながら自死を遂げた作家の幻の遺作が、待望の文庫化。
著者プロフィール
佐藤 泰志(サトウ ヤスシ)
小説家。1949年北海道函館市生。國學院大學哲学科卒。81年「きみの鳥はうたえる」が第八六回芥川賞候補作となる。以後、八八回、八九回、九〇回、九三回の芥川賞候補作に選ばれる。90年10月10日自殺。享年四一(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
佐藤 泰志(サトウ ヤスシ)
小説家。1949年北海道函館市生。國學院大學哲学科卒。81年「きみの鳥はうたえる」が第八六回芥川賞候補作となる。以後、八八回、八九回、九〇回、九三回の芥川賞候補作に選ばれる。90年10月10日自殺。享年四一(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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