重力場、電磁場、流れの速度場といった「場」は物理学の基本的概念であり、ベクトル解析はその微分積分を取り扱う。ベクトルの微分積分、曲線と曲面の基本性質を説明したあと、スカラー場・ベクトル場を導入し、微分演算（勾配ｇｒａｄ・発散ｄｉｖ・回転ｒｏｔ）とガウスの積分定理・ストークスの定理などの積分定理を解説する。
もくじ情報：１　ベクトルの基本的な性質；２　ベクトルの微分；３　曲線；４　曲面；５　ベクトルの場；６　ベクトル場の積分定理；さらに勉強するために；問題略解

戸田　盛和(トダ　モリカズ)
１９１７‐２０１０年。１９４０年東京帝国大学理学部卒業。東京教育大学教授、横浜国立大学教授、放送大学教授などを歴任。専攻は理論物理学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）