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出版社名:集英社
出版年月:2022年3月
ISBN:978-4-08-771761-7
445P 20cm
燕は戻ってこない
桐野夏生/著
組合員価格 税込 1,986
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内容紹介・もくじなど
文学賞情報:2023年57回吉川英治文学賞受賞
内容紹介:【第57回吉川英治文学賞受賞作】
【第64回 毎日芸術賞受賞作】この身体こそ、文明の最後の利器。29歳、女性、独身、地方出身、非正規労働者。子宮・自由・尊厳を赤の他人に差し出し、東京で「代理母」となった彼女に、失うものなどあるはずがなかった――。北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニック「プランテ」の日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられ………(続く
文学賞情報:2023年57回吉川英治文学賞受賞
内容紹介:【第57回吉川英治文学賞受賞作】
【第64回 毎日芸術賞受賞作】この身体こそ、文明の最後の利器。29歳、女性、独身、地方出身、非正規労働者。子宮・自由・尊厳を赤の他人に差し出し、東京で「代理母」となった彼女に、失うものなどあるはずがなかった――。北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニック「プランテ」の日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられ……。『OUT』から25年、女性たちの困窮と憤怒を捉えつづける作家による、予言的ディストピア。頁の隙間から聞こえてくる、今の世界を保持するための骨組の軋み。こういう小説と出会うことでしか、私達は私達の不都合な部分を見つめられない。――朝井リョウ(作家) 女であること、産む性であることは、なんて悲しいのだろう。ラストを読み、思わず溢れた涙の理由を、私は今も考えつづけている。――小島慶子(エッセイスト) 新技術と経済・ジェンダー格差が交差するとき、恩恵を受けるのは男性だ。被害をこうむるマイノリティの苦しみを、マジョリティの私がどこまで想像できるかを突きつけられ、たじろいだ。――斎藤幸平(経済思想家) 読んでいる間、ずっと殴られるような感覚に襲われていた。それは自分を含む大勢の人が、今この瞬間も世界に殴られ続けているのだという、気付きであり目覚めでもある、大切な痛みだった。――村田沙耶香(作家)【著者略歴】桐野夏生(きりの・なつお)1951年金沢市生まれ。93年「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞受賞。98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、『ナニカアル』で10年、11年に島清恋愛文学賞と読売文学賞の二賞を受賞。2015年には紫綬褒章を受章、21年には早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。『バラカ』『日没』『インドラネット』『砂に埋もれる犬』など著書多数。
北海道での介護職を辞し憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極め、未知の「生殖医療ビジネス」に誘われる29歳女性・リキ。バレエ界の「サラブレッド」としてキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子の誕生を熱望する43歳男性・基。その妻で、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めざるを得ず、「代理母出産」という選択をやむなく受け入れる44歳女性・悠子。それぞれのままならぬ現実と欲望が錯綜する、ノンストップ・ディストピア小説!
著者プロフィール
桐野 夏生(キリノ ナツオ)
1951年金沢市生まれ。93年「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞受賞。98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、『ナニカアル』で10年、11年に島清恋愛文学賞と読売文学賞の二賞を受賞。15年には紫綬褒章を受章、21年には早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。著書多数。日本ペンクラブ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
桐野 夏生(キリノ ナツオ)
1951年金沢市生まれ。93年「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞受賞。98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、『ナニカアル』で10年、11年に島清恋愛文学賞と読売文学賞の二賞を受賞。15年には紫綬褒章を受章、21年には早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。著書多数。日本ペンクラブ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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