内容紹介：有名無名、エポックメーキングな名作が勢揃い！日本最古の書物『古事記』から村上春樹まで、奈良～現代の１３００年間に生まれた日本の名作を選び抜いて６３項目で構成。内容とともに、意外な成り立ちや時代背景、作者の知られざるエピソードなど、盛りだくさんで紹介。博学の著者ならではのひねった視点が面白い！時代と日本をつくったエポックメーキングな名作が味わい深いイラスト６３点入りで勢揃い！唐の脅威に対して日本の正当性を主張するための『古事記』、愛人の侍大将を失った芭蕉の喪失感が生んだ『おくのほそ道』、「いい人はいいね」に日本的な精神を見いだした『伊豆の踊り子』（川端康成）、１９９９年ならぬ１０５２年におびえた平安の極楽マニュアル『往生要集』（源信）、時代の大転換期を生き抜く人々の無常を描いた『平家物語』、ＢＬの世界そのものの『雨月物語』（上田秋成）、コロナと同じくコレラ退治の珍説・奇説を伝える『虎列剌珍聞』、明治の文豪は盗作し放題だった！？『吾輩は猫である』（夏目漱石）、世界的問題作『沈黙』（遠藤周作）ほか