かつて日本企業のお家芸であった年功序列・終身雇用等の制度が今、米企業で見直され成果をあげている。

容赦なきリストラ、頻繁に繰り返されるＭ＆Ａ、厳しい実力主義、たゆまぬチャレンジ…熾烈な競争を繰り返していると思われている米国ビジネス界に、一見どこにでもいる平凡な人が働いているのに、驚異の高業績をあげ続けている企業がある。これらの企業は、なぜここまで成長を続けられるのか。サウスウエスト航空、シスコシステムズが成し遂げられて、リーバイスができなかったことは何か。このミステリーを解く旅に出かけよう。
もくじ情報：第１章　人材ＶＳ組織；第２章　サウスウエスト航空―徹底した業務の簡単化とあふれるユーモア；第３章　シスコシステムズ―熾烈な競争のなかで人材を確保・維持する；第４章　メンズ・ウェアハウス―不振の業界で増収増益を続ける企業；第５章　ＳＡＳインスティチュート―古い価値観を武器に新しい業界で成功する；第６章　ＰＳＳワールド・メディカル―ガラス張りの帳簿；第７章　ＡＥＳ―このグローバル企業はコントロール不在に陥っているのか；第８章　ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング・インク（ＮＵＭＭＩ）―従業員の活性化とシステムの変革；第９章　サイプレス・セミコンダクター―何が欠けているのか；第１０章　すべての社員の持てる真価を存分に引き出す

オライリー，チャールズ(オライリー，チャールズ)
スタンフォード大学ビジネススクール教授、ハーバード大学ビジネススクール客員教授。アメリカ、ヨーロッパ、日本などの公的企業、民間企業にコンサルティングを行っている。企業文化、社員のコミットメント、役員報酬、社員構成、人材マネジメントなどの論文多数