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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
川上 未映子(カワカミ ミエコ)
大阪府生れ。2007(平成19)年、『わたくし率イン歯ー、または世界』などで早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、’08年、『乳と卵』で芥川賞、’09年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』で中原中也賞、’10年、『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、’13年、詩集『水瓶』で高見順賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、’16年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞をそれぞれ受賞。また、短編「マリーの愛の証明」がGRANTA Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。’19(令和元)年、『夏物語』で毎日出版文化賞を受…( ) 川上 未映子(カワカミ ミエコ)
大阪府生れ。2007(平成19)年、『わたくし率イン歯ー、または世界』などで早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、’08年、『乳と卵』で芥川賞、’09年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』で中原中也賞、’10年、『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、’13年、詩集『水瓶』で高見順賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、’16年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞をそれぞれ受賞。また、短編「マリーの愛の証明」がGRANTA Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。’19(令和元)年、『夏物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
大きな藤の木のある、壊されつつある家。真夜中に忍び込んだわたしは、そこに暮らした老女、ウィステリアの生を体験する。かつて存在した愛を魔術的に蘇らせる表題作。思いがけぬ大金を得、デパートで連日買い物を続ける女性の虚無を描く「シャ…(続く)
大きな藤の木のある、壊されつつある家。真夜中に忍び込んだわたしは、そこに暮らした老女、ウィステリアの生を体験する。かつて存在した愛を魔術的に蘇らせる表題作。思いがけぬ大金を得、デパートで連日買い物を続ける女性の虚無を描く「シャンデリア」。いくつかの死、失った子ども、重なり合う女たちの記憶…研ぎ澄まされた言葉で紡がれる、美しく啓示的な四作を収録した傑作短編集。