|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
仁藤 敦史(ニトウ アツシ)
1960(昭和35)年静岡県生まれ。89年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。98年博士(文学)。早稲田大学第一文学部助手、国立歴史民俗博物館歴史研究部助手・准教授などを経て、2008年より教授。専攻・日本古代史。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 仁藤 敦史(ニトウ アツシ)
1960(昭和35)年静岡県生まれ。89年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。98年博士(文学)。早稲田大学第一文学部助手、国立歴史民俗博物館歴史研究部助手・准教授などを経て、2008年より教授。専攻・日本古代史。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏…(続く)
古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。皇子らを「親王」と呼ばせ、皇位簒奪をも目論んだ生涯。
もくじ情報:序章 藤原氏嫡系の「次男」;第1章 藤原四兄弟の死―天然痘流行と政治危機;第2章 叔母光明皇太后の寵愛―聖武から孝謙天皇へ;第3章 恵美家政権の確立へ―淳仁天皇擁立まで;第4章 仲麻呂の政策―七年間の大変革;第5章 藤原仲麻呂の乱―天平宝字八(七六四)年;終章 藤原仲麻呂は歴史に何を残したか