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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
日野 行介(ヒノ コウスケ)
1975年生まれ。ジャーナリスト・作家。元毎日新聞記者。社会部や特別報道部で福島第一原発事故の被災者政策、原発再稼働をめぐる安全規制や避難計画の実相を暴く調査報道等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 日野 行介(ヒノ コウスケ)
1975年生まれ。ジャーナリスト・作家。元毎日新聞記者。社会部や特別報道部で福島第一原発事故の被災者政策、原発再稼働をめぐる安全規制や避難計画の実相を暴く調査報道等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
二〇一一年三月、福島第一原発事故で日本の原発は終焉を迎えたかに見えた。大津波の襲来という知見が事前にあったにも関わらず、規制当局は運転継続を黙認して過酷事故につながった。安全神話に依存していたため防災体制はないに等しく、住民避難は混乱を極めた。そして国内の原発はすべて停止し、「原子力ムラ」は沈黙した。国民は学んだはずだった。だが、「懴悔の時間」はあっという間に終わった。あれから一〇年以上が経ち、ハリボテの安全規制と避難計画を看板に進む再稼働の実態を、丹念な調査報道で告発する。著者の政治家、役人に対する鬼気迫る追及は必読。
もくじ情報:第1部 安全規制編(密議の中身;規制委がアピールする「透明性」の虚構;規制は生まれ変わったのか?);第2部 避難計画編(不透明な策定プロセス;避難所は本当に確保できているのか;隠蔽と杜撰のジレンマ;「絵に描いた餅」;避難計画とヨウ素剤);補遺 広瀬弘忠氏インタビュー―フクシマ後も変わらない原発行政の虚構