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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
木越 俊介(キゴシ シュンスケ)
1973年、石川県生まれ。神戸大学大学院博士課程修了。現在、国文学研究資料館准教授。専攻、日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 木越 俊介(キゴシ シュンスケ)
1973年、石川県生まれ。神戸大学大学院博士課程修了。現在、国文学研究資料館准教授。専攻、日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
江戸という時代が多様に生み出した地誌は、土地の特性とその歴史性を提示し、読み手がそれを享受する高度に知的な営為である。その際、確実・客観的な記事の傍らで確たる物証のない話、信憑性に欠ける情報とどう向き合うか、書き手・読み手にとって未知の事柄をどう提供しようとするか。江戸時代後半、「奇」はどのように「知」の体系に位置づけられようとしていたか。
もくじ情報:1 十八世紀半ばの地誌と奇談(菊岡沾凉『諸国里人談』・『本朝俗諺志』;怪異研究と地誌 ほか);2 寛政~文化…(続く)
江戸という時代が多様に生み出した地誌は、土地の特性とその歴史性を提示し、読み手がそれを享受する高度に知的な営為である。その際、確実・客観的な記事の傍らで確たる物証のない話、信憑性に欠ける情報とどう向き合うか、書き手・読み手にとって未知の事柄をどう提供しようとするか。江戸時代後半、「奇」はどのように「知」の体系に位置づけられようとしていたか。
もくじ情報:1 十八世紀半ばの地誌と奇談(菊岡沾凉『諸国里人談』・『本朝俗諺志』;怪異研究と地誌 ほか);2 寛政~文化年間の名所図会にみる“奇”その一 秋里籬島作(第二次名所図会ブーム;籬島作名所図会の本文にみる“奇” ほか);3 寛政~文化年間の名所図会にみる“奇”その二 籬島以外の作(『伊勢参宮名所図会』について;『播州名所巡覧図会』について ほか);4 諸国奇談ものの“奇”(諸国奇談ものブーム;諸国奇談ものの諸相 ほか);5 知と奇の新たなる地平(『信濃奇談』について;『信濃奇区一覧』(『信濃奇勝録』)について ほか)