|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小倉 日向(オグラ ヒナタ)
1964年、新潟県生まれ。上越教育大学大学院修了。地元での公務員生活を経て、2020年、『極刑』にて作家デビュー。毒とユーモアを好み、筒井康隆、モンティ・パイソン、北野武らに影響を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小倉 日向(オグラ ヒナタ)
1964年、新潟県生まれ。上越教育大学大学院修了。地元での公務員生活を経て、2020年、『極刑』にて作家デビュー。毒とユーモアを好み、筒井康隆、モンティ・パイソン、北野武らに影響を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
その正体は霞が関の極秘組織「東京ゼロ地裁」裁判長――刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を平気で踏み倒す悪党に「同じ手口で100万倍返し」し、身をもって債務履行させる闇の裁判所のボスなのだ。
表の職場である東京地裁で、離婚や土地争いなど浮世の揉め事を淡々と裁いた山代が、定時に帰宅すると見せかけて向かった先は、江戸城の外堀跡にある秘密の扉。密かに中に入り、薄暗い地下通路を進むと、影裁きの場「東京ゼロ地裁」の法廷へ。
そこは、殺しも騙…(続く)
その正体は霞が関の極秘組織「東京ゼロ地裁」裁判長――刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を平気で踏み倒す悪党に「同じ手口で100万倍返し」し、身をもって債務履行させる闇の裁判所のボスなのだ。
表の職場である東京地裁で、離婚や土地争いなど浮世の揉め事を淡々と裁いた山代が、定時に帰宅すると見せかけて向かった先は、江戸城の外堀跡にある秘密の扉。密かに中に入り、薄暗い地下通路を進むと、影裁きの場「東京ゼロ地裁」の法廷へ。
そこは、殺しも騙しも平気なばかりか、反省ゼロの加害者に用意された最終処分場。陰湿ないじめの主犯格や極悪レイプ魔など、刑は確定したものの、被害者側への民事賠償金の支払いからはあの手この手で逃げ続けるターゲットの情報が、今宵も続々と寄せられる。
山代の手足となって働くのは、表の地裁でも部下である熱血執行官・谷地修一郎、歌舞伎町の凄腕美人女医・美鈴、府中刑務所のベテラン刑務官の立花藤太ら、いずれもクセモノ揃い。精神的にも経済的にも困窮する被害者側の無念を晴らすべく、許せぬ未払い人の金も命も強制執行し、血の一滴まで取り立てていく。
衝撃ミステリー『極刑』でデビューし、2作目『いっそこの手で殺せたら』が大きな話題となった小倉日向による初の書き下ろしシリーズ第1弾!!
東京地裁民事部の山代忠雄は派手な刑事裁判とは無縁の中年判事。だが、誰にも言えぬ裏の顔があった。その正体は霞が関「東京ゼロ地裁」裁判長―刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で100万倍返しのうえ取り立てる影の裁判所のボスなのだ。いじめの主犯格や極悪レイプ魔など許せぬ未払い人を追う山代は、部下の熱血執行官、歌舞伎町の凄腕美人女医らとともに、ターゲットの金も命も容赦なく強制執行していく。書き下ろしシリーズ第1弾!