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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
河野 真太郎(コウノ シンタロウ)
1974年、山口県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はイギリス文学・文化およびカルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 河野 真太郎(コウノ シンタロウ)
1974年、山口県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はイギリス文学・文化およびカルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
世界を救う、「正義」の象徴たるヒーローは、圧倒的な“マジョリティ”として表象されてきた。しかし二一世紀を迎え、ジェンダー、加齢、障害、新自由主義といった様々な観点への理解・変化から、留保なしでその存在は認められなくなった。では、ヒーローたちはどのように「多様性」と向き合うのか?そして、「ポスト真実の時代」とどう対峙していくのか?本書は、ヒーローの誕生から発展までの歴史的視座を参照し、アメリカと日本のポップカルチャーに登場、活躍する“新しいヒーロー像”を縦横無尽に論じる。ヒーローを考えることは社会を考えることだ!
もくじ情報:序章 多様性の時代の正義;第1章 法の外のヒーローたち;第2章 二つのアメリカと現代のテーレマコス;第3章 トランプ時代の「お隣のヒーロー」;第4章 多様性の時代に「悪」はどこにいるのか?;第5章 「オレはまだまだやれる!」―中年ヒーローの分かれ道;第6章 障害、加齢とスーパーヒーロー;第7章 日本のヒーローの昔と今;第8章 正義のパロディとニヒリズムとの戦い;第9章 デスゲームと「市場」という正義、そしてケアの倫理へ;第10章 ポストフェミニズムと新たな「ヒーロー」;終章 私たちの現在地