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出版社名:研究社
出版年月:2023年12月
ISBN:978-4-327-48169-8
228P 20cm
現代イギリス小説の子どもたち 無垢と邪悪を超えて
越朋彦/著
組合員価格 税込 3,168
(通常価格 税込 3,520円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:★現代の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解くイギリスでは1970年代以降、家族形態の多様化、福祉削減による貧困の拡大、子どもを巻き込む犯罪事件の増加、新自由主義的教育改革による管理強化などにより、子どもを取り巻く社会は大きく変化した。こうした状況の変化に伴い、チャイルドフッド・ノヴェル(子どもを中心的主題とする小説)の出版点数は増加しているが、その体系的な研究はまだ十分に行われているとは言えない。本書では、それぞれの社会状況の変化に関連したチャイルドフッド・ノヴェルを8篇取り上げ、子どもに関する最新の研究動向を踏まえ、「子ども表象」(子どもの造型)を様々な角度から解き明かす。また…(続く
内容紹介:★現代の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解くイギリスでは1970年代以降、家族形態の多様化、福祉削減による貧困の拡大、子どもを巻き込む犯罪事件の増加、新自由主義的教育改革による管理強化などにより、子どもを取り巻く社会は大きく変化した。こうした状況の変化に伴い、チャイルドフッド・ノヴェル(子どもを中心的主題とする小説)の出版点数は増加しているが、その体系的な研究はまだ十分に行われているとは言えない。本書では、それぞれの社会状況の変化に関連したチャイルドフッド・ノヴェルを8篇取り上げ、子どもに関する最新の研究動向を踏まえ、「子ども表象」(子どもの造型)を様々な角度から解き明かす。また、一つの現代的ジャンルとしてのチャイルドフッド・ノヴェルの輪郭を描き出す。
「子ども(らしさ)」とは何か?最新の研究動向をふまえ、現代世界の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く。
もくじ情報:序論 本書の目的と概要;第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討―サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年);第2章 発達論的子ども観の否定―トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年);第3章 「ロマン派的子ども像」の解体―イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年);第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築―ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年);第5章 多様化した家族形態の中の子ども―ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年);第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」―スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年);第7章 子どもを殺す子どもたち―ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年);第8章 新自由主義的子ども―マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年);結論 「子どもであること」の複数性
著者プロフィール
越 朋彦(コシ トモヒコ)
1975年東京生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門は17世紀イギリス文学、子ども表象、紅茶の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
越 朋彦(コシ トモヒコ)
1975年東京生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門は17世紀イギリス文学、子ども表象、紅茶の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)