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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
越 朋彦(コシ トモヒコ)
1975年東京生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門は17世紀イギリス文学、子ども表象、紅茶の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 越 朋彦(コシ トモヒコ)
1975年東京生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門は17世紀イギリス文学、子ども表象、紅茶の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「子ども(らしさ)」とは何か?最新の研究動向をふまえ、現代世界の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く。
もくじ情報:序論 本書の目的と概要;第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討―サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年);第2章 発達論的子ども観の否定―トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年);第3章 「ロマン派的子ども像」の解体―イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年);第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築―ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年);第5章 多様化した家族形態の中の子ども―ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年);第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」―スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年);第7章 子どもを殺す子どもたち―ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年);第8章 新自由主義的子ども―マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年);結論 「子どもであること」の複数性