内容紹介：日本屈指の商社に勤める是枝昭憲は、駐米中に総合食品メーカーのオーナー社長・堂面乗定の長女・三津子と見合いし、結婚。三津子は無事に息子を出産。それが苦難のはじまりだった。生まれた息子は堂面家の跡取りとして乗定の養子に。昭憲はペットフードの異物混入事件がもとで離婚。堂面家追放。異物混入事件は嘘だったが、それが現実となり食品メーカーに危機が。それを機に三津子の妹たちの協力で昭憲の反撃が始まる！
日本屈指の商社に勤める是枝昭憲は、総合食品メーカーのオーナー社長の娘と結婚。息子も授かるが、それが苦難のはじまりだった…。息子はオーナー家の跡取りとして奪われ、常務に就任した総合食品メーカーではペットフードの異物混入事件の責任を取らされ、追放。そこにオーナー家の策略があることを知った昭憲は、義妹の協力を得て一か八かの反撃に出る！

楡　周平(ニレ　シュウヘイ)
１９５７年生まれ。米国系企業に勤務中の’９６年、大ベストセラー『Ｃの福音』（宝島社、のちに角川文庫）で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）