|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
矢代 幸雄(ヤシロ ユキオ)
1890(明治23)年、横浜市生まれ。1915(大正4)年、東京帝大文科大学英文科卒業。同年、東京美術学校講師、18(7)年教授。21(10)年から五年間、ヨーロッパ留学。イタリアでベレンソンに師事、25(14)年、ロンドンのメディチ・ソサエティから英文のSandro Botticelli(三巻)を刊行した。帰国後は美術研究所(現・東京文化財研究所)の設立に参画。42(昭和17)年、研究所を退職、44(19)年、美校教授を退官。戦後は欧米を回り日本古美術展開催を交渉、ヨーロッパで巡回展を実現させた。大和文華館創立、初代館長を十年間務めた。75(50)年、没(本デー…( ) 矢代 幸雄(ヤシロ ユキオ)
1890(明治23)年、横浜市生まれ。1915(大正4)年、東京帝大文科大学英文科卒業。同年、東京美術学校講師、18(7)年教授。21(10)年から五年間、ヨーロッパ留学。イタリアでベレンソンに師事、25(14)年、ロンドンのメディチ・ソサエティから英文のSandro Botticelli(三巻)を刊行した。帰国後は美術研究所(現・東京文化財研究所)の設立に参画。42(昭和17)年、研究所を退職、44(19)年、美校教授を退官。戦後は欧米を回り日本古美術展開催を交渉、ヨーロッパで巡回展を実現させた。大和文華館創立、初代館長を十年間務めた。75(50)年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
元祖美術史家が大正十年、欧州留学時に初めて出逢った名画について鮮烈な思いを綴ったエッセイ。フィレンツェ、ベニスなどの美しい風景への賛辞を織り込みながらダ・ヴィンチ、ボティチェリ、ラファエロ、ゴヤなどの巨匠にオマージュを捧げる。自然美・芸術美に対する憧れを保ち続けた美術史家の原点を窺い知ることができる。
もくじ情報:レオナルドに逢う日;悲しき眸;緑色のショパン;本寺の陰影;スペインの誘惑;「窓の少女」;太陽を慕ふ者;フィレンツェの生活のうち;「進軍」;アルプス山中;パオロとフランチェスカ;ヴェニスへ行く人;フィレンツェの思い出;ギリシアの今頃;名画物語;モンナ・リザの微笑;日本の秋