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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
山本 文緒(ヤマモト フミオ)
1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、’87年小説家デビュー。人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマにした作品を描き続ける。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞、『プラナリア』で第124回直木賞、『自転しながら公転する』で第27回島清恋愛文学賞、第16回中央公論文芸賞を受賞。2021年、癌のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 山本 文緒(ヤマモト フミオ)
1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、’87年小説家デビュー。人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマにした作品を描き続ける。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞、『プラナリア』で第124回直木賞、『自転しながら公転する』で第27回島清恋愛文学賞、第16回中央公論文芸賞を受賞。2021年、癌のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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損害保険会社の同期だった薔子。地方の旧家の一人娘で生活レベルもまるで違う彼女が退職した。理由は「フラワーデザイナーになりたいから」。2年後、再会した薔子はショートカットにジーンズ姿、手は荒れ、頬はくすんでいた。その1年後、私は同期の結婚式で再び薔子に出会う。花嫁の横に佇む薔子は…(「花のような人」)。仕事を続けること、挫折すること、違う形で自信を取り戻すこと。数十年にわたり愛され支持される15の物…(続く)
損害保険会社の同期だった薔子。地方の旧家の一人娘で生活レベルもまるで違う彼女が退職した。理由は「フラワーデザイナーになりたいから」。2年後、再会した薔子はショートカットにジーンズ姿、手は荒れ、頬はくすんでいた。その1年後、私は同期の結婚式で再び薔子に出会う。花嫁の横に佇む薔子は…(「花のような人」)。仕事を続けること、挫折すること、違う形で自信を取り戻すこと。数十年にわたり愛され支持される15の物語。