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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
佐藤 岳詩(サトウ タケシ)
1979年、北海道岩見沢市生まれ。京都大学文学部卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。熊本大学文学部准教授を経て、専修大学文学部哲学科准教授。専門はメタ倫理学、およびエンハンスメントを中心とした応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 佐藤 岳詩(サトウ タケシ)
1979年、北海道岩見沢市生まれ。京都大学文学部卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。熊本大学文学部准教授を経て、専修大学文学部哲学科准教授。専門はメタ倫理学、およびエンハンスメントを中心とした応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
それは良いことか、悪いことか。これは正義か、不正義か―。倫理の問いは、ちょっとしたひっかかりから、大切な日常がゆらいだときに現れる。コロナ禍において、善や悪や正義で他人の行動を断じるケースが多発したが、私たちの多くは「そもそも倫理とは何なのか」という前提をきちんと理解していない。「やってはいけないこと」と「やってもいいこと」、「良いこと」と「悪いこと」を、私たちはどうやって区別しているのか。個々の倫理的な問題に答えを出す前に、「倫理の問題にどう向き合えばいいのか」を問い直す必要がある。本書では倫理学者である著者が、現代西洋倫理学のさまざまな立場を通じて、メタ的視点から「倫理」について考えていく。自分と他人、そして世界の眺め方が変わる、メタ倫理学の入門書。
もくじ情報:序章;第1章 倫理の問題って何?「そもそも倫理って何のこと?」;第2章 倫理の問題に正解はあるか「二つの思い込みについて」;第3章 倫理の問題と真理「正解を求めることはそんなに大事?」;第4章 倫理の問題と規範的な言葉「『良い』ってどういう意味?」;第5章 日常とかかわりあいの倫理「結局、倫理って何だったの?」;補章 メタ倫理学をもっと勉強したい人へ―文献リスト