|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
藤原 緋沙子(フジワラ ヒサコ)
高知県生まれ。小松左京主宰の創作教室「創翔塾」出身。2002年、「隅田川御用帳」シリーズの第一巻『雁の宿』で作家デビュー。同シリーズで第二回歴史時代小説作家クラブのシリーズ賞を受賞。人情時代小説の名手として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 藤原 緋沙子(フジワラ ヒサコ)
高知県生まれ。小松左京主宰の創作教室「創翔塾」出身。2002年、「隅田川御用帳」シリーズの第一巻『雁の宿』で作家デビュー。同シリーズで第二回歴史時代小説作家クラブのシリーズ賞を受賞。人情時代小説の名手として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
宝探しを見届けて欲しい。秋月伊織は『だるま屋』主の吉蔵に依頼される。旗本南原家の埋蔵金が谷中本郷の法輪寺に眠っているとお告げがあり、大掛かりな発掘が始まった。発見すれば多額の礼金が出るからと、それぞれ事情を抱えた穴掘り人足は必死になった。ところがなんの成果もなく、数日が過ぎる。雨で中断していた作業を再開しようとした矢先に、次々と人足が殺された。行方不明の人足もいたので伊織たちが探索をすることに。そのうちの一人、仙吉は、姉の病を治すために心を入れ替えていた。弟を養うために体を売った姉と、姉のために一攫千金を狙った弟。捜しに行けない姉に代わって伊織が動く。欲望と貧しさに翻弄された姉弟の絆を伊織が見届ける!