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出版社名:山川出版社
出版年月:2004年6月
ISBN:978-4-634-54610-3
106P 21cm
民衆宗教と国家神道/日本史リブレット 61
小沢浩/著
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民衆の救済を願う教祖らの成立した民衆宗教と、国家が国民に強制した国家神道。相克の歴史を捉え直し、今日の宗教観のあり方を問う。
民衆の救済を願う教祖らの成立した民衆宗教と、国家が国民に強制した国家神道。相克の歴史を捉え直し、今日の宗教観のあり方を問う。
内容紹介・もくじなど
日本の近代は、その初めに「生き神」と「現人神」という二つの神観念を創出した。「生き神」は、幕末から明治にかけて登場してくる民衆宗教の民衆解放思想を支える根本原理となり、「現人神」は、近代天皇制国家のイデオロギー的な支柱である国家神道の事実上の絶対神として、国民の精神的自由を抑圧する源泉となった。両者の相克の歴史を、「人を神にまつる」という伝統的な思惟の様式につなげてみるとき、近代日本の精神史は、あらたな相貌をあらわし、あらたな課題を私たちに投げかけてくれるに違いない。
もくじ情報:生き神か現人神か;1 生き神教祖の誕生―民衆宗教の成立;2 現人神の浮上―国家神道の形成;3 教派神道への階梯―別…(続く
日本の近代は、その初めに「生き神」と「現人神」という二つの神観念を創出した。「生き神」は、幕末から明治にかけて登場してくる民衆宗教の民衆解放思想を支える根本原理となり、「現人神」は、近代天皇制国家のイデオロギー的な支柱である国家神道の事実上の絶対神として、国民の精神的自由を抑圧する源泉となった。両者の相克の歴史を、「人を神にまつる」という伝統的な思惟の様式につなげてみるとき、近代日本の精神史は、あらたな相貌をあらわし、あらたな課題を私たちに投げかけてくれるに違いない。
もくじ情報:生き神か現人神か;1 生き神教祖の誕生―民衆宗教の成立;2 現人神の浮上―国家神道の形成;3 教派神道への階梯―別派独立の意味;4 不服従の遺産
著者プロフィール
小沢 浩(コザワ ヒロシ)
1937年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻、近代日本民衆宗教史。現在、大東文化大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
小沢 浩(コザワ ヒロシ)
1937年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻、近代日本民衆宗教史。現在、大東文化大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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