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出版社名:慶應義塾大学出版会
出版年月:2025年10月
ISBN:978-4-7664-3068-4
260,2P 19cm
流れることへの哲学 存在の花を訪ねて
山内志朗/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:哲学を学ぶすべての人へ。中世哲学の研究者が、青年時の西洋哲学入門時に生じた違和感、幼少年期の記憶を交えて、「自分はいかなる人間か」を問いつつ構築する、哲学的な輝きに満ちた〈流れ〉の哲学のための試論古代ギリシア以来、哲学は不動のものを真実在と見なし、確固不動たるものとしての実体を基礎概念とした。一方、ギリシアのヘラクレイトスは「万物流転」を説き、事物の流動性を語った。西方の文化においても、流れは無視されてきたわけではない。息はルーフやプネウマとして重要な生命原理、精神原理であった。哲学とは徹頭徹尾、具体性の中で展開されるものとする中世哲学の研究者が、存在論、言語論、倫理学、中動態、時間…(続く
内容紹介:哲学を学ぶすべての人へ。中世哲学の研究者が、青年時の西洋哲学入門時に生じた違和感、幼少年期の記憶を交えて、「自分はいかなる人間か」を問いつつ構築する、哲学的な輝きに満ちた〈流れ〉の哲学のための試論古代ギリシア以来、哲学は不動のものを真実在と見なし、確固不動たるものとしての実体を基礎概念とした。一方、ギリシアのヘラクレイトスは「万物流転」を説き、事物の流動性を語った。西方の文化においても、流れは無視されてきたわけではない。息はルーフやプネウマとして重要な生命原理、精神原理であった。哲学とは徹頭徹尾、具体性の中で展開されるものとする中世哲学の研究者が、存在論、言語論、倫理学、中動態、時間論、実体論、聖霊論などをめぐって、西洋哲学で主題化されて来なかった〈流れ〉を問う哲学試論。
古代ギリシア以来、哲学は不動のものを真実在と見なし、確固不動たるものとしての実体を基礎概念とした。一方、ギリシアのヘラクレイトスは「万物流転」を説き、事物の流動性を語った。西方の文化においても、流れは無視されてきたわけではない。息はルーフやプネウマとして重要な生命原理、精神原理であった。本書は、哲学とは徹頭徹尾、具体性の中で展開されるもの、個と普遍が相即するものととらえる。存在論、言語論、倫理学、中動態、時間論、実体論、聖霊論などをめぐって、西洋哲学で主題化されて来なかった〈流れ〉を問う哲学試論。
もくじ情報:第一章 桜の花を求めて;第二章 〈流れ〉を哲学する;第三章 水の流れに囲まれて;第四章 〈流れ〉とは何か;【インテルメッツォ】風と流れをめぐる思い出―風の道で歌え、哲学を;第五章 〈流れ〉と勢い;第六章 巻き込むものとしての〈流れ〉;第七章 〈流れ〉の思想史;第八章 エピファニーと桜と〈流れ〉と
著者プロフィール
山内 志朗(ヤマウチ シロウ)
1957(昭和32)年、山形県生れ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学教授、慶應義塾大学文学部教授を経て、慶應義塾大学文学部名誉教授。専門は、中世哲学、倫理学。また、現代思想、修験道など幅広く研究活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
山内 志朗(ヤマウチ シロウ)
1957(昭和32)年、山形県生れ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学教授、慶應義塾大学文学部教授を経て、慶應義塾大学文学部名誉教授。専門は、中世哲学、倫理学。また、現代思想、修験道など幅広く研究活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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