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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
高山 羽根子(タカヤマ ハネコ)
1975(昭和50)年、富山県生れ。2010(平成22)年、「うどん キツネつきの」で創元SF短編賞佳作、’16年「太陽の側の島」で林芙美子文学賞を受賞。’20(令和2)年、「首里の馬」で芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 高山 羽根子(タカヤマ ハネコ)
1975(昭和50)年、富山県生れ。2010(平成22)年、「うどん キツネつきの」で創元SF短編賞佳作、’16年「太陽の側の島」で林芙美子文学賞を受賞。’20(令和2)年、「首里の馬」で芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
問読者―それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた小さな郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮…(続く)
問読者―それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた小さな郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮古馬。ひとりきりの宇宙ステーション、極地の深海、紛争地のシェルター。孤独な人々の記憶と、この島の記録が、クイズを通してつながってゆく。絶賛を浴びた芥川賞受賞作。