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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
高山 羽根子(タカヤマ ハネコ)
1975年富山県生まれ。多摩美術大学卒。2010年、第1回創元SF短編賞に投じた「うどん キツネつきの」が佳作に入選し、同作を表題作とした短編集で書籍デビュー。2016年には「太陽の側の島」で林芙美子文学賞大賞を受賞し、主流文芸の世界へ活動の場を広げる。2020年に「首里の馬」で第163回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 高山 羽根子(タカヤマ ハネコ)
1975年富山県生まれ。多摩美術大学卒。2010年、第1回創元SF短編賞に投じた「うどん キツネつきの」が佳作に入選し、同作を表題作とした短編集で書籍デビュー。2016年には「太陽の側の島」で林芙美子文学賞大賞を受賞し、主流文芸の世界へ活動の場を広げる。2020年に「首里の馬」で第163回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
私たちが生きるこの世界では、映像技術はその誕生以来、兵器として戦争や弾圧に使われてきた。時代に翻弄され、映像の恐るべき力を知りながら、“一族”の女性たちはそれでも映像制作を生業とし続けた。そして今も、無数…(続く)
私たちが生きるこの世界では、映像技術はその誕生以来、兵器として戦争や弾圧に使われてきた。時代に翻弄され、映像の恐るべき力を知りながら、“一族”の女性たちはそれでも映像制作を生業とし続けた。そして今も、無数の監視カメラに取り囲まれたこの街で、親友と私は携帯端末をかざし、小さなレンズの中に世界を映し出している―撮ることの本質に鋭く迫る、芥川賞作家の傑作長編。