なぜ、今、教材研究が必要なのか。数学らしく学ぶ授業とはどういうことか。これまでの算数授業と一線を画した事例＆解説！真の能力ベイスの授業がここにある！！全学年１８事例掲載！
もくじ情報：第１章　論説（「ＷＨＹ」「ＷＨＡＴ」「ＨＯＷ」で描く能力ベイスの学び）；第２章　実践事例（第１学年　取る操作を根拠に演算決定をする―求残と求差を統合する場面に焦点を当てて；第１学年　既得の内容を関連付けて学び続ける子どもを育む―数概念を第２学年の乗法へとつなげる；第２学年　問題解決のプロセスを式から読み解く―式の価値を味わい尽くす；第３学年　中学年から「統計的探究プロセス」を意識させる―統計を学ぶ「目的」を子どもがつくる授業；第４学年　わり算は等分除・包含除だけではない―「商」「余り」の意味から割合の理解を深める；第４学年　小数と分数、それぞれの価値を見いだす学び―有理数の概念と表記に目を向けて；第４学年　「図形」領域で「角の大きさ」を学ぶ本質を追究する―敷き詰め活動を通して図形の性質や特徴を捉え直す；第４学年　子どもの「有能さ」は領域を超える―「変わり方」を領域横断的に学び、「関数の教え」を育む；第４学年　既得の除法と関連付け、商の意味をつなげる―簡単な割合で期待されていることとは　ほか）

齊藤　一弥(サイトウ　カズヤ)
島根県立大学人間文化学部教授、ＮＰＯ法人エデュ・ネットワーク・プラン代表理事。東京都出身。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。横浜市公立学校教員（横浜市立三ッ沢小学校等）、横浜市教育委員会授業改善支援課首席指導主事、指導部指導主事室長として「横浜版学習指導要領」策定、横浜型小中一貫教育等の企画・推進などに取り組む。平成２４年度より横浜市立小学校長を経て、平成２９年度より高知県教育委員会事務局学力向上総括専門官・教育課程推進専門官。平成３０年１０月より現職。文部科学省中央教育審議会教育課程部会算数・数学ワーキンググループ委員、学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等協力者（小学校算数）、小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議協力者。令和４年秋にはＮＰＯ法人エデュ・ネットワーク・プランを設立。地域を越えて学び合うネットワークづくりに取り組む（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）