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出版社名:講談社
出版年月:2022年9月
ISBN:978-4-06-529327-0
293P 19cm
英語教育論争史/講談社選書メチエ 771
江利川春雄/著
組合員価格 税込 1,832
(通常価格 税込 2,035円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:中学から高校の6年間で膨大な英単語を覚え、暗号解読のような苦労で英文を訳し、長文の速読練習もこなした。でも、労力の割には使えるようにならない。しかも2020年度からは小学校で外国語が正式教科になった。はたして英語は、どのように教え、学ぶべきか。これは、100年以上前から繰り返された議論である。小学生の英語教育の是非、必要なのは文法訳読か英会話か、全員が必修の必要があるのか、他の教科にエネルギーを回せばもっと日本人の学力は上がるのではないか、そもそも、外国語は英語だけでいいのか。それは、知的バトルあり、人間臭い感情のぶつかり合いもある、真剣勝負の連続だった。漱石の指導で英文学に開眼した…(続く
内容紹介:中学から高校の6年間で膨大な英単語を覚え、暗号解読のような苦労で英文を訳し、長文の速読練習もこなした。でも、労力の割には使えるようにならない。しかも2020年度からは小学校で外国語が正式教科になった。はたして英語は、どのように教え、学ぶべきか。これは、100年以上前から繰り返された議論である。小学生の英語教育の是非、必要なのは文法訳読か英会話か、全員が必修の必要があるのか、他の教科にエネルギーを回せばもっと日本人の学力は上がるのではないか、そもそも、外国語は英語だけでいいのか。それは、知的バトルあり、人間臭い感情のぶつかり合いもある、真剣勝負の連続だった。漱石の指導で英文学に開眼した藤村作の「英語科廃止論」、戦後の熱狂を生んだラジオ「カムカム英語」への批判、加藤周一の「英語義務教育化反対論」、渡部昇一と平泉渉の大論争、筑紫哲也と中村敬の英語帝国主義論争など、文明開化から、戦時下の「敵性語」時代を経て、グローバル化が進む現代まで、「日本人と英語」の百年余りを振り返り、これからの英語教育・英語学習を展望する。
明治以来、日本人は英語の習得にずっと悩み続けてきた。小学校の英語授業は是か非か、必要なのは文法訳読か会話か、全員必修は必要か、そもそも外国語は「英語だけ」でいいのか―。「英語科廃止論」の急先鋒・藤村作、「カムカム英語」の平川唯一、加藤周一の義務化反対論、平泉渉「改革試案」の衝撃、筑紫哲也、松本道弘と中村敬の「英語帝国主義論争」。文明開化から、大正期の教養主義、「敵国語」だった戦時下を経て、グローバル化の現代まで、時代の論客たちがぶつかり合う。
もくじ情報:第1章 早く始めれば良いのか?―小学校英語教育論争(明治期);第2章 優先すべきは訳読か?会話か?―文法訳読vs.話せる英語論争(明治‐大正期);第3章 目的は教養か?実用か?―中等学校の英語存廃論争(大正‐昭和戦前期);第4章 英語は全員に必要なのか?―「カムカム英語」と英語義務化論争(昭和戦後初期);第5章 国際化時代に必要な英語とは?―平泉‐渡部「英語教育大論争」(昭和後期);第6章 外国語は「英語だけ」でよいのか?―英語帝国主義論争(平成期);終章 そもそも、なぜ英語を学ぶのか?―英語教育論争史が問いかけるもの
著者プロフィール
江利川 春雄(エリカワ ハルオ)
1956年、埼玉県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業、神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。広島大学で博士(教育学)取得。専攻は英語教育学、英語教育史。和歌山大学名誉教授。日本英語教育史学会名誉会長。著書に『近代日本の英語科教育史』(東信堂、日本英学史学会豊田實賞受賞)、『日本の外国語教育政策史』(ひつじ書房、日本英語教育史学会著作賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
江利川 春雄(エリカワ ハルオ)
1956年、埼玉県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業、神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。広島大学で博士(教育学)取得。専攻は英語教育学、英語教育史。和歌山大学名誉教授。日本英語教育史学会名誉会長。著書に『近代日本の英語科教育史』(東信堂、日本英学史学会豊田實賞受賞)、『日本の外国語教育政策史』(ひつじ書房、日本英語教育史学会著作賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)