|
内容紹介・もくじなど
子どもの自主性を尊重する日本の教育は世界の潮流に逆行しているのか?教育心理学が「自律的な個人」をモデルにすることで、社会階層差の拡大などマクロな問題が見過ごされてしまうのか?本書では、心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れを踏まえ、最近の教育改革をめぐる論点を、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏と徹底討論。人間の「やる気」を考えるための新しい枠組みを提示する。学ぶ意欲、働く意欲など、私たち一人一人の「やる気」を引き出すヒントも見つかる一冊。
もくじ情報:第1章 動機づけの心理学を展望する(職場における動機づけ;基礎心理学での古典的研究;動機づけ研究の展開;学習動機の二要因モデル;Q…( ) 子どもの自主性を尊重する日本の教育は世界の潮流に逆行しているのか?教育心理学が「自律的な個人」をモデルにすることで、社会階層差の拡大などマクロな問題が見過ごされてしまうのか?本書では、心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れを踏まえ、最近の教育改革をめぐる論点を、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏と徹底討論。人間の「やる気」を考えるための新しい枠組みを提示する。学ぶ意欲、働く意欲など、私たち一人一人の「やる気」を引き出すヒントも見つかる一冊。
もくじ情報:第1章 動機づけの心理学を展望する(職場における動機づけ;基礎心理学での古典的研究;動機づけ研究の展開;学習動機の二要因モデル;Q&A);第2章 和田秀樹氏との討論(内発と外発をめぐって;勉強法と動機づけを考える;ひとこと言いたい三つの話;和田秀樹氏との対談);第3章 苅谷剛彦氏との討論(苅谷論文は何を主張しているのか;教育心理学からの釈明と反論;教育心理学からの釈明と反論;教育心理学の見直しをどうはかるか;苅谷剛彦氏との対談);第4章 自分のやる気を引き出す環境づくりと意識づくり(第一ステップ―内容分離的動機から入る;第二ステップ―内容関与的動機を高める;第三ステップ―二要因モデルを越えて;Q&A) 著者プロフィール
市川 伸一(イチカワ シンイチ)
1953年東京生まれ。東京大学文学部心理学専修課程卒業。文学博士。埼玉大学、東京工業大学を経て、現在、東京大学教育学研究科教授。日本教育心理学会理事長、文部科学省中央教育審議会臨時委員等を務める。専攻は認知心理学・教育心理学で、認知理論と教育実践を結ぶ仕事に関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 市川 伸一(イチカワ シンイチ)
1953年東京生まれ。東京大学文学部心理学専修課程卒業。文学博士。埼玉大学、東京工業大学を経て、現在、東京大学教育学研究科教授。日本教育心理学会理事長、文部科学省中央教育審議会臨時委員等を務める。専攻は認知心理学・教育心理学で、認知理論と教育実践を結ぶ仕事に関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
本書では心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れの解説に加え、勉強方法との関係、文部科学省による学習指導要領などの問題点をめぐる、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏との徹底討論も収録しており、信頼性の高い内…(続く)
本書では心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れの解説に加え、勉強方法との関係、文部科学省による学習指導要領などの問題点をめぐる、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏との徹底討論も収録しており、信頼性の高い内容となっている。
さらには「充実・訓練・実用・関係・自尊・報酬」の六つのポイントから「やる気」の志向を分類する著者独自のモデルも紹介されており、私たち一人一人が勉強や仕事への「やる気」を高めて維持するためにも、大いに参考になる内容。着実に売れており、10年を超えるロングセラーとなっているのもうなずける好著である。
自らの「やる気」を高めたい学生やビジネスマン、子供の「やる気」を高めたい主婦や教師にとって本書はまさにツボ。読み始めたら、ズンズン読み進んでしまうに違いない。/心理学の動機づけ理論を紹介しながら、勉強や仕事のやる気を高め、維持する方法をアドバイス。和田秀樹、苅谷剛彦との対談も収録。