内容紹介：「特別支援教育」や「インクルーシブ保育」という言葉が保育の現場にも浸透しはじめてきています。一方で、統合保育と包摂（インクルージョン）保育のちがいや、現場での実践の仕方に戸惑いつまずく保育者も多いため、考え方の基本と現場での実践について、豊富な事例とともに読みやすくまとめました。
一人ひとりの子どもが安心できる保育環境は、自然とまわりにもやさしいものになり日々の保育やクラス運営もしやすくなります。「みんなにやさしい」の「みんな」には、特別なニーズのある子ども、クラスや園の友だち、保護者、そして、保育者のあなたも含まれているのです。
もくじ情報：Ｉｎｔｒｏｄｕｃｔｉｏｎ　インクルーシブ保育の素朴な疑問；１章　インクルーシブ保育ってなんだろう（特別支援教育の歴史；統合保育とインクルーシブ保育の違い；障害の捉え方は環境に左右される　ほか）；２章　インクルーシブ保育を実践しよう（現場で悩んだときは基本を思い出して；活動への参加が難しいときは；他害行動がある子どもの受け止め方　ほか）；３章　子どもを中心に保護者と良い関係をつくろう（保護者のつらさや不安に寄り添う；保護者との信頼関係を築く；専門機関との連携にあたって　ほか）