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出版社名:笠間書院
出版年月:2016年12月
ISBN:978-4-305-70827-4
255P 20cm
『源氏物語』「後朝の別れ」を読む 音と香りにみちびかれて
吉海直人/著
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内容紹介・もくじなど
共寝した男女が翌日に別れることを意味する、「後朝の別れ」。それは闇の中で行われた。これまで、その時間帯が注目されることはなかったが、それではあまりにももったいないので、これまでの「常識」をあらためて検討し直す。恋物語において“別れの時刻”として機能する、その大事な時間帯は、聴覚や嗅覚の描写によって、男女の別れ際の心の機微が表出されている。ここから物語の読みを深めてみたい。本書は「垣間見」る源氏物語の姉妹編である。
もくじ情報:後朝の別れ―闇のなかで;1 後朝の風景(後朝の時間帯「夜深し」;女性たちへの別れの挨拶―須磨下向へのカウントダウン);2 音がみちびく別れ―聴覚表現(人妻と過ごす時―空蝉…(続く
共寝した男女が翌日に別れることを意味する、「後朝の別れ」。それは闇の中で行われた。これまで、その時間帯が注目されることはなかったが、それではあまりにももったいないので、これまでの「常識」をあらためて検討し直す。恋物語において“別れの時刻”として機能する、その大事な時間帯は、聴覚や嗅覚の描写によって、男女の別れ際の心の機微が表出されている。ここから物語の読みを深めてみたい。本書は「垣間見」る源氏物語の姉妹編である。
もくじ情報:後朝の別れ―闇のなかで;1 後朝の風景(後朝の時間帯「夜深し」;女性たちへの別れの挨拶―須磨下向へのカウントダウン);2 音がみちびく別れ―聴覚表現(人妻と過ごす時―空蝉物語の「暁」;庶民生活の騒音―夕顔巻の「暁」 ほか);3 香りの物語―嗅覚表現(「なつかし」と結びつく香り;男性から女性への「移り香」 ほか)
著者プロフィール
吉海 直人(ヨシカイ ナオト)
昭和28年7月、長崎県長崎市生まれ。國學院大學文学部、同大学院博士課程後期修了。博士(文学)。国文学研究資料館文献資料部助手を経て、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
吉海 直人(ヨシカイ ナオト)
昭和28年7月、長崎県長崎市生まれ。國學院大學文学部、同大学院博士課程後期修了。博士(文学)。国文学研究資料館文献資料部助手を経て、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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