本書では、顧客価値提供において、どのような経営環境の変化にも的確に対応し、顧客からの高い評価を受け続けることによって財務的にも持続的に成功できる経営スタイルの重要性について述べ、その実践方法を解説する。また、持続的成功を具現化する品質マネジメントシステムの設計、構築、運営、改善について、「超ＩＳＯ企業研究会」のメンバーが行ってきた研究、実践事例も紹介する。
もくじ情報：第１章　事業を再考する（価値とは；事業構造とは　ほか）；第２章　真・品質経営による持続的成功（今、時代は；競争優位のための品質経営　ほか）；第３章　持続的成功を実現する品質マネジメントシステムの概念モデル（ＱＭＳ概念モデルの全体像；ＱＭＳの外部要因　ほか）；第４章　事例に見る真・品質経営の実像（試行（思考）する；本格的に適用する　ほか）

飯塚　悦功(イイズカ　ヨシノリ)
東京大学名誉教授。工学博士。１９４７年生まれ。１９７０年東京大学工学部卒業。１９７４年東京大学大学院修士課程修了。１９９７年東京大学教授。２０１３年退職。日本品質管理学会元会長。デミング賞審査委員会元委員長。日本経営品質賞委員。ＩＳＯ／ＴＣ１７６前日本代表。ＪＡＢ認定委員会前委員長。２００６年度デミング賞本賞、２０１１年ＡＳＱ　Ｆｒｅｕｎｄ‐Ｍａｒｑｕａｒｄｔ　Ｍｅｄａｌ、１９９６年、９８年、９９年、２００２年、０３年、０６年、０９年、１２年日経品質管理文献賞、２０１２年工業標準化内閣総理大臣表彰