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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊藤 比呂美(イトウ ヒロミ)
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに八〇年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。近年は介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)などを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊藤 比呂美(イトウ ヒロミ)
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに八〇年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。近年は介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)などを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
親を見送り、子育てを終えたら、夫の介護が待っていた。「ずんずん老いていました」と口火を切り、「更年期は楽しかった」と振り返る。肩、膝、腰は凍りつき、なくす探すをくり返す。もんもんと考え、るると書く。犬どもを従えて荒れ地を歩く。男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、ほんとうによかった。“あたしの今”を記す秀逸なエッセイに、三編の詩を収録。
もくじ情報:何も残さず死んでみたい;野ざらしを心に今日も枯野ゆき;凍りつく肩に膝、腰も頭も;いつもポケ…(続く)
親を見送り、子育てを終えたら、夫の介護が待っていた。「ずんずん老いていました」と口火を切り、「更年期は楽しかった」と振り返る。肩、膝、腰は凍りつき、なくす探すをくり返す。もんもんと考え、るると書く。犬どもを従えて荒れ地を歩く。男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、ほんとうによかった。“あたしの今”を記す秀逸なエッセイに、三編の詩を収録。
もくじ情報:何も残さず死んでみたい;野ざらしを心に今日も枯野ゆき;凍りつく肩に膝、腰も頭も;いつもポケットにうんこ袋;やり直すったって;あれからぼくたちは;年取ったお婆さんがものすごく年取ったお爺さんを;野沢那智だった;夫、マジでやばい;夫、さらにやばい、そして熊本も〔ほか〕